煙の香 飛び散る火花 はしゃぐ声 あの夏の日に つながっている
2020-08-10 に詠んだ短歌。所要時間は 10 分間ほど。だいぶ文字をこねくりまわした。「煙」が出てきてようやくまとまった。 夏の夜道をお散歩していたら、親に見守られながら花火をしている子どもたちがいた。あたりはふんわりと煙の匂いに包まれていて、花火の光は明るく、楽しそうな声が響いている。嗅覚・視覚・聴覚を通じてぼくの子どものころの記憶が呼び起こされ、北海道にいる家族のことを思い出した。 昔も今も、田舎でも都会でも、花火で遊ぶ子どものテンションってのはぜんぜん変わらなくて、ぼくが見て聞いて感じた光景は、北海道で過ごした少年時代とつながっていたと思う。